11/05/11 01:11:28.63 msNd61Xg0
>>782
かつてAさんの隣にBさんが住んでいました。
ある日AさんはBさんからだいじな掛け軸の写しをあずかりました。
Bさんは「Aさんの家に行けばいつでも眺められるから」と笑いました。
Aさんは恐縮して村の長老さんに聞いて回って書きためておいた昔話の
つづりをBさんにあげました。
そのうちBさんは亡くなりAさんも歳をとり隣にはCさんが住んでいます。
Cさんは「燃やしたガラクタの中に確か同じ物があった」と言いました。
Aさんがつづりの事を聞くとCさんは
「いま郷土史編纂で忙しい(ことになっている)から前もって暇な時にでも
連絡をくれればそのうち見せてやらないこともない」
Aさんはその時は黙っていましたがいつの間にか色々と聞いているはずの
Aさんの息子がCさんに掛け軸の写しをあげてしまいました。