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中部電力が結論を持ち越したのは、浜岡原子力発電所の停止分を補う火力発電の手当てや
政府の支援策が不透明な中で、安易に受け入れを表明すれば、株主らの反発が避けられない
と判断したからだ。
今回の停止要請は、中部電にとって寝耳に水だった。
6日夜の首相記者会見のわずか約40分前、海江田経済産業相から水野明久社長に電話があり、
その後、対応に追われた。
海江田経産相が5日、浜岡原発を視察した際も中部電には話は全くなかったという。
名古屋市内の中部電本店で7日午後1時から開かれた臨時取締役会には、水野社長、三田会長ら
役員、監査役19人が出席。
会議の冒頭、三田会長が「(首相の要請に対し)皆さんの意見や質問を言ってほしい」と提案。
出席者が業績への影響や燃料調達の見通しなどについて自由に意見を出し合った。
最後に水野社長が「いろいろな意見を持っているようなのでもう一回考えよう」と約1時間半の
議論を打ち切った。
▼YOMIURI ONLINE(読売新聞) [2011年5月8日03時04分]
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