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東京電力は7日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋内から8日午後にも、
放射性物質が外部へ放出される可能性があると発表した。
原子炉建屋内で人が本格的な作業を始めるのに先立ち、原子炉建屋の二重扉を
開放するため。東電は発電所周辺の放射線量の監視を強化する。
東電によると、原子炉建屋とタービン建屋の間にある二重扉自体は今も開いており、
タービン建屋内に設置した浄化装置に原子炉建屋から配管で空気を引き込んで、
浮遊する放射性物質を除去している。ただ、二重扉はタービン建屋側に作った小部屋で
覆っているため、両方の建屋は事実上は仕切られていた。
しかし、5日に始めた浄化で原子炉建屋内の放射性物質濃度が下がり、作業を
本格化させるめどがついた。そのため、東電は8日午後にも小部屋を取り払い、
扉を開放することを決めた。
(2011年5月7日20時17分 読売新聞)
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