11/05/06 23:32:15.83 0
(>>1のつづき)
「息子は夢精しているが、親としては風俗店に連れて行きにくい。何か手伝えないかと悩んでいる」
24日に福岡市の県NPO・ボランティアセンターで開かれたホワイトハンズの勉強会。全国から
障害者の親らが参加し、訪問介護の女性が、性欲をため込む障害者の現状を訴えるなど、
お互いの悩みを話し合った。
ホワイトハンズの利用料金は15分3500円、30分5500円で、1時間を超えると1万円以上かかる。
オランダでは、介助サービス料金を全額負担する自治体もあるが、日本ではまだ支援が広がっていない。
大学でジェンダー(社会的・文化的性差)や性について学び、介護職の経験もあるホワイトハンズ代表の
坂爪真吾さん(29)は、介助サービスを始めた経緯を「障害者の性の問題が置き去りにされている現状を
何とかしたかった」と話す。
だが、介助サービスに抵抗感をあらわにする障害者の家族や入居施設は多い。
県西部にある重度障害者の入居施設の責任者は「排泄(はいせつ)の世話で手いっぱいで、
性の問題まで手が回らない。施設としては性の介助を受け入れることは考えていない」と否定的だ。
県障害福祉課によると、県内で両手が不自由な18歳以上の障害者は約2千人いる。同課の
担当者は「特に相談は寄せられていないが、要望があれば(県として)考えていく必要がある」と話している。
●性の問題 社会も支援
西九州大の滝口真教授(障害者福祉学)の話 食事や睡眠、排泄(はい・せつ)という人間の
基本的な欲求のなかには、性欲も含まれる。障害者が性に関心を持たないと考えるのは短絡的で、
射精出来ずに体の不調を訴える障害者の声もある。障害者の性の問題も社会は避けることなく、
トータルヒューマンケアサービスの一環としての支援が必要ではないか。(以上)