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3人目の死者が出たユッケが原因と見られる集団食中毒。消費者には不安の声が広がり、
大手焼き肉チェーン店を中心にユッケの販売を中止する動きも現れている。人気商品として、
当たり前に提供されてきた生肉。「リスク」が改めてクローズアップされた。
多くの焼肉店やキムチ店が軒を連ねる東京・上野。夜にもなると、通りには焼肉の香ばしい
匂いが漂う。
焼肉店の店先でメニューを眺めていた千葉県船橋市の無職の男性(60)は「普段から生肉
はあまり食べないが、あんなに基準がいい加減だとは知らなかった」と驚いた様子。
8歳と5歳の娘を連れて、焼肉店で食事をした東京都世田谷区の主婦、杉崎由起子さん
(46)は、「ニュースを見て生肉は注文しなかった。やはり生肉は怖い」と話していた。
不安の声を受け、関東地方を中心に焼き肉店252店を展開する「安楽亭」(さいたま市)は、
3日からユッケの販売を中止した。同社によると、ユッケについて3回にわたって検査するなど独自
の衛生基準を徹底しているが、「それでも不安を感じたお客さまから問い合わせがあった。人気
メニューだが、遺憾ながら中止した」という。
焼き肉チェーン店「焼肉屋さかい」などを運営する「さかい」(名古屋市)も2日から全143店で
販売を取りやめている。
一方、販売を続ける業者も。インターネットでの食肉販売を手がける「やまむらや」(京都市)は、
ユッケ販売の続行を決めた。同社でネット販売している商品の中でも、ユッケは屈指の人気を誇る。
同社によると、一度は中止を検討したが、手洗いや調理器具の消毒を徹底するなど、食中毒
防止のノウハウがあるため継続を決めた。担当者は「10年以上販売してきたが、事故が起きたこと
はない。安心して食べてほしい」と訴える。
事業者によって対応が分かれる中、「本音を言えば生肉は食べてほしくない」と漏らすのは、重症
を含む6人の食中毒患者が出ている横浜市の担当者。「グルメブームで生肉がメディアで取り上げら
れることも多いが、若い層を中心に生肉の危険性を知らない人が多すぎる」とし、注意を呼び掛けている。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)