11/05/05 11:56:58.27 0
(>>1の続き)・・・だから、原子力発電所の深刻な事故というのは、どういうもので、どういうことが起こり
うるのかということについての想定がほとんどなされないまま、ソフトが作られていたんだと思う。
したがって、(データの)公開がこれだけ遅くなったことは国民のみなさまに率直にお詫びをしなければ
ならないと思うが、そもそもこのデータが使えるものなのかどうかも含め、SPEEDIというシステム自体に
関係者は疑問を持っていたようなので、その欠陥が影響を及ぼしたのだと思う」
と述べた。
また、同じく七尾記者から「放出源情報と気象情報のオーバーレイ(重ね合わせ)で(シミュレーション
データを)出すわけだが、放出源情報がなく”仮定の仮定”でやったから信頼性が乏しくなった。そうした
システムを113億円かけて開発・運用しているというのは適切なのか。また、実測データの掛け合わせもなし
にシミュレーションをするというのはかなり大ざっぱなソフトだと思うが、今後、事故検証委員会でSPEEDI
のシステムそのものを検証する考えはあるか」との問いに対しては、「まだ検証委員会ができていないので、
検証対象も含め、原子力災害対策本部であるとか、委員会を作る根拠となる何らかの会議であるとか、
そういうところで決めることになると思う」としながらも、
「ただ、事故のさまざまな影響を考えれば、SPEEDIというのは当然、本来は役立たなければならないもので
あったはずで、検証の一部に含まれるべきであると個人的には思う」
と答えた。
-おわり-