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江戸時代の浮世絵師、喜多川歌麿の肉筆画「女達磨(だるま)図」の特別公開が、
栃木市旭町の栃木文化会館で始まった。5日まで。東日本大震災の復興支援として無料公開。
展示場内には募金箱も設置している。
作品は縦39・5センチ、横56・5センチで赤い達磨に扮(ふん)した遊女の上半身が描かれている。
07年に市内で発見され、市が500万円で所有者の女性から購入した。展示会では、
歌麿研究の第一人者で市特別顧問の浅野秀剛氏が監修したパネル解説や歌麿に関する資料も公開される。
また、歌麿の大作「品川の月」(米フリーア美術館所蔵)を撮影したガラス製の
写真乾板(縦4・5センチ、横7・2センチ)も展示。乾板は市と市の委託団体
「アートなまちづくり研究会」が同市倭町の片岡写真館で発見した。
歌麿は栃木の豪商、善野家に滞在し、大作で3部作の「深川の雪」「品川の月」「吉原の花」などの
肉筆画を残したと伝えられている。同写真館の片岡惟光さん(74)の曽祖父の撮影で
「テスト撮影で撮られたもので露出のバランスなどを見たのではないか。
乾板の発見は栃木に月があった証拠」と話している。公開時間は午前9時~午後4時。【中村藍】
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