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民主党の岡田克也幹事長は4日午後、沖縄県を訪問し、県庁で仲井真弘多知事と会談した。
米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設問題の打開に向けた環境整備が狙いで、5日には
地元経済団体幹部らと会談する。民主党が政府と一体となって地域振興策に取り組む
姿勢を示すことで、地元との信頼関係づくりを進めたい考えだ。
岡田氏は仲井真氏との会談の冒頭、「沖縄の現実をよく知り、沖縄の声に耳を傾け、
より良い将来の沖縄のプランができればと思っている。党の立場で側面から強力に
サポートしていきたい」と述べ、2012年度にスタートする新たな沖縄振興計画策定を
後押しする考えを表明。仲井真氏は「民主党の地域主権や一括交付金という方向は、
われわれの考えと似ている。実現に向けしっかり頑張ってほしい」と応じた。
岡田氏が幹事長として沖縄を訪問したのは、1月、3月に続いて3回目。岡田氏は
2日の記者会見で「幅広く沖縄と向き合い、沖縄の声に耳を傾けるのが(訪沖の)趣旨だ」と述べ、
普天間問題の進展が訪問の直接の目的ではないと強調した。
ただ、6月下旬で調整している菅直人首相訪米まで2カ月を切り、普天間問題で一定の
道筋を付けることは、政府・与党の重要課題だ。政府は4月下旬、代替施設について、
米側が求める滑走路2本のV字案を受け入れる方針を確認。7日には北沢俊美防衛相も
沖縄入りするなど、説得工作を活発化させる構えだ。
沖縄側には、政府が東日本大震災で米軍の全面支援を受けたことから、移設受け入れを
迫ってくるのではないかと警戒する向きもある。岡田氏としては一連の会談で、沖縄振興に
重点を置き、地元との融和を優先する意向だ。
(2011/05/04-19:35)
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