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東京電力福島第一原子力発電所2号機で昨年6月、電源が喪失して原子炉の水位が30分にわたり
2メートル低下する事故が起きていたことが、1日の参院予算委員会で明らかになった。
民主党の森裕子氏の質問に、参考人として出席した東京電力の清水正孝社長が答えた。
菅首相もその後の対策の不備を陳謝した。
東電の説明によると、事故は作業員が誤って電源系のリレーに接触し、所内電源の供給が停止した
ことで起きた。
原子炉は自動停止したが、外部電源への切り替えに失敗し、冷却水が送れなくなったため、水位が
2メートル低下した。
すぐに非常用ディーゼル発電機が起動したが、作業員が冷却装置を手動操作し、水位が回復する
まで約30分かかった。
燃料が露出する水位まで3メートルほどの余裕があったが、あと40センチ低下すれば、緊急炉心
冷却装置が作動する間一髪の状況だった。
▼YOMIURI ONLINE(読売新聞) [2011年5月1日20時27分]
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