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県は27日、横須賀市内川の核燃料製造会社「グローバル・ニュークリア・フュエル・
ジャパン」工場内で、ごく微量のウランを含む油状の液体が流出する事故があった、と
発表した。工場作業員への被ばくは確認されておらず、敷地外への飛散もないという。
県によると、25日午後３時25分ごろ、工場内の廃棄物貯蔵場に保管中のドラム缶から
約１３０グラムの液体が流出しているのを作業員が発見。缶の底に空いていた穴から
漏れたとみられ、液体からは１万１千ベクレルのウランが検出された。仮にこれを体内に
取り込んでも、被ばく量は約５００マイクロシーベルトで胃のＸ線１回分程度という。
同社は事故を国、県、横須賀市に報告。県に対して「原因は調査中」などと答えたと
いう。国はすでに立ち入り調査を実施し、県も28日に立ち入り調査し同社に再発防止を
指導する方針。
同社は過去にも放射能漏れ事故を起こしており、最近は核燃料の生産活動を中止して
いるという。
カナロコ 2011年4月27日
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