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福島第一原発1号機の設計図とみられる原子炉建屋の立面図がインターネット上に
流出した。東京電力は「内部資料と思われる」としているが、流出経路は分からないという。
図面を掲載しているウェブサイトを運営する米国サウスダコタ州のナンシー・ファウストさん
(45)は朝日新聞に対し、「原子力業界を含む産業界の人たちのグループの一人が
ネット上で見つけてきた」と答えた。
問題の図面は、原子炉建屋を南北方向、東西方向から見た二つの立面図が並べられたもの。
原子炉や、非常用復水器、再循環ポンプなどの機器の配置やそれらの海面からの高さが
分かる。注釈の大部分は英語で記述されているが、右下に「福島第一原子力発電所1号機」
「東京電力株式会社」と漢字で記載され、その脇に「改訂」の年月日として1980年、1991年、
2001年、2003年の四つの日付が添えられている。
東電側は24日夜の記者会見で、「基本的には内部資料として持たせていただいている
もののはずなんですが、それがどういった経緯で、というのは確認していない」と説明した。
また、問題の図面が東電のものだとすれば「核物質防護上の規制がかかっている」対象と
認めた。これまでも設計図について、東電は「メーカーのノウハウがある」などの理由で
公表を拒否している。
1号機のメーカーはアメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)社。この図面を掲載している
ウェブサイト「福島第一写真集」を運営するファウストさんによると、3月中旬に福島第一で
爆発があって1週間ほどがたったころ、物理学系のウェブサイトでこの図面が広まり始めて
いたという。ファウストさんは「東電から電気や配管の作業の委託を受けた契約業者の
だれかがオンライン上に載せたのではないか」と推測している。
東電やその関連会社では06年と08年に、ファイル交換ソフト「ウィニー」を通じて
内部資料が流出したことがある。しかし、東電によると、今回の図面はその際に流出した
資料の中には含まれていないという。
ソース:asahi.com
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