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放射性ヨウ素が原因の甲状腺がんは「なんら人体に危害を与えることのない」
がん。
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ただ、がん検診率がアップしたことによる問題点も指摘されている。その問題点とは、見つける
必要の無いがんまで見つけてしまう過剰診断である。その典型的な例が甲状腺がんであると言
われている。東大付属病院放射線科準教授の中川恵一医師によると、「甲状腺がんは、なんら
人体に危害を加えることもなく、治療の必要も無い。本来は検査をする必要もないがんなのです
が、韓国の場合、過剰な検査によって、甲状腺がんの患者が急増しています。このがんは、女性
に多いのですが、韓国では癌患者数の一位になっています。その患者さんの100%が手術をし
ています。やはり、がんだとわかってしまうと、どうしても手術をせねば、と考えてしまうのでしょうが、
実は、この手術は意味の無い無駄なことなのです」と述べている(週刊文春2010年8月26日号、P39)。