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福島第一原子力発電所事故の安定化に向け、政府が作業員の年間被ばく量の上限を、
現在の250ミリシーベルトよりさらに上げることを検討していることがわかった。
原子力発電所の作業員に認められる放射線量の限度は年間100ミリシーベルトだが、
今回の事故に限り、250ミリシーベルトまで引き上げられている。
政府関係者によると、十分な作業員の数の確保が難しくなっていることや、原子炉建屋内の放射線量が高く、
今回引き上げた250ミリシーベルトの上限では原子炉の安定化に向けたロードマップの実現に追いつかないことから、
上限の引き上げを検討しているという。
国際基準では、緊急作業の場合は年間500ミリシーベルトまで認められているが、
今後どこまで引き上げることになるのかは決まっていない。
作業員の健康不安や世論の動向などを見据えながら、
引き上げの時期や方法についても慎重に検討するという。
原子力発電所内部の作業は、労働環境の厳しさに加えて、技能と経験が必要とされるため、
作業員の人数の確保が大きな課題となっている。
日テレ NEWS24< 2011年4月18日 23:22 >
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