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キューバ共産党の第6回党大会が16日、4日間の日程で始まった。
国民生活を圧迫する経済危機を乗り越え、キューバ革命から半世紀続く
社会主義を守り続ける策として、「平等主義」の廃止や市場経済の
部分的導入を盛り込んだ経済社会計画を採択する予定だ。
党大会の開催は1997年以来、約14年ぶり。65年の結党時から
党トップの座にあるフィデル・カストロ第1書記(84)は病気療養中で大会を欠席した。
今大会で正式に辞任する可能性があり、新たな党指導部人事で
若手がどれだけ登用されるかが焦点になる。
弟のラウル・カストロ第2書記(79、国家評議会議長)は開幕報告で、
党と政府の要職を最長10年の任期制にする制度を導入する方針を表明し、
世代交代を進める考えを明確にした。
ラウル氏は昨年11月、今後5年間の国家運営の基本方針を定める
経済社会計画の草案を発表。国家財政が極度に悪化している実情をふまえ、
国民全体に富を等しく配分する「平等主義」からの脱却を明文化し、
食糧配給制度の廃止や、働きに応じて賃金を増減させる成果主義を盛り込んだ。
無駄が多い国営部門でのリストラを進め、自営業者など
民間部門の雇用を増やす方針もうたっている。
16日は、米国が後押しした1961年の革命政権転覆作戦(ピッグス湾事件)を受け、
フィデル氏が社会主義宣言を出してからちょうど50年にあたる。党大会開幕に先立ち、
首都ハバナの革命広場では同日朝に軍事パレードが行われ、
党の発表によると50万人以上が参加した。(ハバナ=堀内隆)
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2011年4月17日20時50分
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