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★原発推進学者が次々懺悔 「国民に深く陳謝する」
・東京電力の福島第1原子力発電所の深刻な事故を受け、政府の原子力安全委員会の
歴代委員長を含む原発推進派学者の重鎮たちが原発の「安全神話」崩壊に懺悔を
繰り返している。特に元原子力安全委員長の松浦祥次郎氏や前原子力委員会委員長代理の
田中俊一氏ら原発推進の学者16人がこのほど、異例の緊急提言を行った。
「原子力の平和利用を先頭だって進めてきた者として、今回の事故を極めて遺憾に思うと
同時に国民に深く陳謝する」との謝罪を前面に掲げた提言の内容は政府や東電の発表よりも
今回の事故を深刻に受け止めており、緊迫感が伝わってくる。
「私たちは事故の推移を固唾を飲んで見守ってきた。しかし、事態は次々と悪化し、事故を
終息させる見通しが得られていない」「膨大な放射性物質は圧力容器や格納容器内に拡散・分布し、
その一部は環境に放出され、現在も放出され続けている」 「特に懸念されることは溶融炉心が
圧力容器を溶かし、格納容器に移り、大量の水素ガスの火災・爆発による格納容器の破壊などに
よる広範で深刻な放射能汚染の可能性を排除できないことである」
提言は、水素爆発などで格納容器が破壊され、放射性物質が長期にわたり国土を汚染する
可能性を指摘している。日本を代表する学者たちが、チェルノブイリ原発事故級の最悪の事態を
想定していることがわかる。
16人は東京大学名誉教授、京都大学名誉教授、東京工業大学名誉教授など錚々たるメンバーで、
原子力安全委員会や原子力委員会の歴代委員長や委員を務めるなどした日本を代表する原子力の
専門家たちだけに、発言には重みがある。(>>2-10につづく)
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