11/04/16 15:28:30.44 LYTwSEsJ0
しかしアルバニア決議に対して常任理事国であった
中華民国が拒否権発動できなかったのはなんで?
と思ったら回答してる人がいたので転載
>台湾政府は、拒否権を行使することが出来ないプロセスで、国連から追放されました。
>中華人民共和国を北京政府、中華民国を台湾政府と記します。
>まず、拒否権は安保理でのみ使用可能です(国連憲章第27条3項)。
>総会等他では使えません。
>この問題を、北京政府の新規加盟(4条)や、台湾政府の除名(6条)という問題にしてしまえば、安保理の勧告が必要です。
>そのため、常任理事国である台湾政府やアメリカは、拒否権行使が可能です。
>しかしそれを考慮してか、北京政府を支持する国々は、この問題を、安保理の勧告が必要な
>加盟や除名の問題とはしませんでした。
>中国代表権の移行という問題にしたのです。
>こうすることにより、安保理を迂回させることが出来ました。
>北京政府を支持する国々が用いたのが、総会の決定という手段です。
>総会の決定は、国連内部に対しては拘束力を持つため、台湾政府は従わざるをえません。
>1971年10月25日総会において、
>「北京政府の権利を回復すること、北京政府を唯一合法な政府であることを承認すること、蒋介石の代表を追い出すこと、を決定する」(A/RES/2758)
>という決議が採択されました。これにより、台湾政府は、拒否権を行使することが出来ないプロセスで、国連から追放されたのです。
>明石康「国際連合」岩波新書、1985年(黄版127-132ページ)をみると、国連会議場で
>アメリカ、日本が最後まで台湾政府追放に反対したが、その他多くの国によって可決されてしまった様子が描かれています。