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岩手県陸前高田市を訪問した菅直人首相は「少し長い戦いになるが、政府も最後の最後まで
一緒になって頑張るので、皆さんも頑張ってほしい」と、被災者を激励したという。
この発言自体はごく当たり前のことで、異とするものではない。しかし菅氏の口から
「長い戦いになる」だの「最後の最後まで一緒に頑張る」だのと言われると、違和感-
いや、むしろ不安感に襲われるのは、私だけだろうか。
≪民族、国家にも生き残り本能≫
生物に生存本能があるように、民族や国家にも生き残る本能があると、私は信じている。
被災地の復旧も、原子力発電所の事故処理も一定の時間を要するにしても、必ず成し遂げることが
できるだろうと、私は信じている。多くの国民はそう信じて、必死の努力を重ねている。
繰り返し放映されるテレビCMで「日本は1つのチームだ」と某サッカー選手が訴えているが、
まさに日本国民は一体となって立ちあがろうとしている。
それは災厄を免れた地域が被災地を支援することにとどまらない。今回の大震災及びそれに伴う
原発事故によって、わが国の社会資本、経済構造、エネルギー供給態勢、食糧自給、国民心理、
ひいては国防・安全保障面にいたるまで深刻な後遺症が懸念されている。まさに国家的な危機で
あり、粘り強く克服していかなければならぬ、文字通りの「国難」といわなければならない。
≪不安の淵源は無能政権にあり≫
にもかかわらず、3月11日以来、日に日に疼(うず)きが大きくなっていくこの不安感は
どうしたことだろうか。それは当事者能力を欠いた政権にこのまま危機の克服や復興の舵取りを
任せておいていいのかという怖(おそ)れだと思う。本当に菅氏のもとで、あるいは菅氏とともに、
「長い戦い」を、最後まで一緒に頑張れるのか、と。
>>2に続く
MSN産経ニュース
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拓殖大学大学院教授・遠藤浩一氏
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