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水産庁、検査強化 「魚の体内で濃縮せぬ」の見解再検討
福島第一原発から約70キロ南にある茨城県北茨城市沖で採ったイカナゴ(コウナゴ)から
高濃度の放射性ヨウ素が検出されたことを受け、水産庁は5日、
水産物の放射性物質検査を強化することを決めた。茨城県のほか、
千葉、神奈川両県と東京都で、品目を広げて5日から1日おきに調べる。
これまで茨城県内では各漁協が任意で検査してきた。
水産庁は5日から茨城県と連携し、水揚げの多い那珂湊漁港を中心に、
イカナゴのほかイワシやヒラメなど多くの魚種で検査する。
他都県分についても水産総合研究センター(横浜市)で分析を補助する。
放射性物質の影響をより受けやすいとされるワカメなどの海藻は、漁期ではないことから当面見送り、
魚介類を優先して調べる。同庁は「茨城県沖では現在、漁業は実施されていない」としている。
水産庁は「放射性物質は魚介類の体内では濃縮されない」としてきた。
しかし高濃度で検出されたことから、専門家に再度分析を依頼することも決めた。
魚介類についてヨウ素の基準がないため、鹿野道彦農林水産相は5日、
食品安全委員会に設定を求める考えを示した。
▽ ソース アサヒ・コム
URLリンク(www.asahi.com)
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