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東京電力が、福島原発の事故で避難指示を受けた福島県の10市町村に3月末、見舞金として2千万円ずつ
支払っていたことがわかった。
原発が立地していない浪江町からは受け取りを拒否されたという。
東電福島事務所などによると、原発事故後に住民への避難指示が出た南相馬市や田村市、双葉町など
10市町村に見舞金として2千万円ずつ贈ることを決め、3月31日以降に順次振り込んだという。
同事務所は「行政へのお役立てという意味で支払った」としている。
浪江町の馬場有(たもつ)町長は「町民に謝罪がない段階で、どのような趣旨の金かもはっきりしないため、
当座の金に困っていたとしても受け取るわけにはいかない」と話した。
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