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東日本大震災後に福島地検が釈放した窃盗事件の容疑者が、建造物侵入の現行犯で逮捕されていたことが4日、
捜査関係者への取材で分かった。地検は「治安に影響はない」として、福島県警に相談することなく、
一方的に釈放していたが、容疑者が再び逮捕されたことで、判断の甘さが指摘されそうだ。
福島署によると、捕まったのは、福島市渡利の無職、山口淳子容疑者(38)。2日午後4時ごろ、
福島市内のコンビニの事務所内に不法に立ち入ったところを、店の経営者にみつかり、その場で取り押さえられたという。
同署は窃盗目的とみて、調べている。
福島地検は震災後、警察官の人手不足を理由に、容疑者の安全確保や参考人聴取などの裏付け捜査が困難になったとして、
容疑者計31人を「処分保留」で釈放していた。
一切、相談を受けなかった県警関係者からは「原発の放射能漏れの影響を考慮したとしても、
釈放までせずに、勾留場所の変更で十分対応できたのではないか」といった批判の声があがっていた。
福島地検のほかに、仙台地検も震災後、容疑者計27人を釈放し、被告3人の勾留を取り消しているが、
仙台地検のケースは宮城県警の要請を受けての措置だった。
福島、仙台両地検の釈放人数と罪名は、窃盗24人▽傷害9人▽覚せい剤取締法違反6人
▽詐欺・業務上横領9人▽児童買春・児童ポルノ禁止法違反4人▽強制わいせつ1人▽建造物侵入4人▽道交法違反4人。
裁判員裁判対象の重大事件の容疑者・被告は含まれていないが、住民らは報道されるまで、
容疑者らが釈放されたことを知らされておらず、不安が広がっていた。
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