11/04/04 20:58:41.42 0
東日本大震災から3週間が過ぎ、首相官邸の態勢が平常時に戻りつつある。
福島第1原発の放射能漏れ事故の対応は長期化必至となっているが、
「もう緊急事態ではない」と印象付け、国民の不安を解く狙いもあるようだ。
ただ、菅直人首相が記者団の前に姿を現すことはめっきり減り、4日も記者団の
取材に応じることはなかった。
3月11日の大震災後、首相は官邸内にずっと詰めたまま地震や原発事故に対応。
隣接する公邸に戻るようになった同18日以降も、休日を問わず午前中に官邸入り
していたが、今月3日、初めて午後からゆっくり「出勤」した。
新年度に入った1日、首相や枝野幸男官房長官らが防災服をスーツ姿に替えたのも
通常モード回帰の一環。政府関係者は「長期戦になるのは間違いない。いつまでも
防災服のままでは不安をあおるだけ」と説明する。
一方、「震災対応」を理由になかなか元に戻らないのが、首相が1日1回応じてきた
「ぶら下がり取材」だ。サルコジ仏大統領との共同記者会見を除き、首相が会見に
応じたのは7回。質問をほとんど受け付けない一方的なものばかりで、震災発生後、
4日までに50回以上の記者会見をこなした枝野長官とは対照的だ。
枝野長官は4日の記者会見で「平時以上に首相の判断をいただかなければならない
案件も多く、支障を来さない範囲で、首相が説明する時間を取るように、私からも
(事務方に)指示している」と述べた。記者団とのやりとりに苦手意識があるのか、
首相の姿勢は当分変わりそうにない。
ソース
URLリンク(www.jiji.co.jp)