11/04/03 09:04:40.89 OjOMvqvNP
今回の「想定外」という言葉は別の言葉に置き換えられるのはご存じだろうか?
「やむを得ない」という言葉だ。
「この津波は想定外だった」というのは、
「この津波で(原発)事故が起こるのはやむを得ない」という事である。
つまり「考えもしなかった事が起こったのだから免責されるべき」という主張である。
しかし免責を受けるには多くの者がその「想定外」に同意しなければならない。
私は同意できないがあなたはどうであろうか?
私が同意できない事を説明をするには、
どういった状況なら「想定外」だと認めるのか、という事をまず述べよう。
100メートル超級の津波が原発がある福島を襲って内陸深く到達したら
原発周辺住民のみならず、近隣の県の住民のほとんど全てが生存できないだろう。
この様な状況では原発事故によって住民は影響(放射線)を受ける事がない。(死者は放射線の影響を受けない)
これぞまさしく私が考える「想定外の津波」である。
何が言いたいのか?
つまり東電は10メートルの津波で原発周辺住民、近隣県の住民が死に絶えると考えていたのか?という事。
確かに今回の津波で亡くなられた方は多い。
しかし生存者はそれよりもっと多いのだ。
その人たちが地震、大津波の被害にあって九死に一生を得た直後に、
さらに原発事故によって生命の危機を与える事は断じて許されない。
東電関係者にこのように聞こう。
「10メートルの津波で地元や近隣住民の多くが生存できないと思っていたのか?」
東電は「いや、そのように思っていない(多くは生き残る)」と言うだろう。
では「あの津波が想定外(事故はやむを得ない)」というのは許されない事ではないのか?
東電はこれに答える義務がある。