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東日本大震災の避難所の多くで、入浴できない不衛生な状態の生活が続き、被災者を悩ませている。水道復旧の見通しが
立たず、感染症が広がる懸念が強まっており、専門家は「少しでも清潔に過ごせる環境を」と呼び掛けている。
「一回もお風呂に入っていない」。水道が復旧していない宮城県気仙沼市の離島・大島。被災から3週間が過ぎてもこんな声
が後を絶たない。
市職員の熊谷正明さん(48)は「手や体を拭くウエットティッシュもほとんどない。市内への急患搬送用の船も焼失しているため、
感染症の防止が一番の懸案」と言う。沖合に止めた自衛隊の船までヘリコプターで送迎し、風呂に入れるサービスも始まったが、
ごく一部にとどまる。
感染症対策が専門の松本哲哉東京医大教授によると、入浴の回数が減り体温が下がると免疫力が低下し、感染症が悪化
しやすい。高齢者は特に注意が必要という。「避難所のように多くの人が生活する場所では、雑菌に触れる機会が増える。
皮膚に付いた菌を洗い流す点でも、入浴は効果的だ」と話す。
800人近くが避難する宮城県女川町の総合体育館では、被災から10日が過ぎたころからノロウイルスによる感染性胃腸炎が
拡大。多いときは1日約30人が吐き気や下痢などの症状を訴え、突然床に吐いてしまう人も多かった。
4歳の長女と避難生活を続ける主婦(27)は「具合が悪い人をたくさん見かけたし、トイレに吐いたものが残っていたことも」。
2011/04/02 19:46 【共同通信】
(続きます)
ソース:
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自衛隊員の案内で、避難所に設けられた仮設風呂に向かうお年寄りの女性=2日午後、宮城県女川町
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