11/04/02 18:55:44.64 grptNMvH0
国民へ
この手紙をもって、僕の首相としての最後の仕事とする。
まず、僕の責任を究明するために、官房長官に分析、評価をお願いしたい。
以下に、原子力発電についての愚見を述べる。
炉の安全を考える際、第一選択はあくまで視察であるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、視察した時点で冷却不全や
圧力上昇をきたした重大事象がしばしば見受けられる。
その場合には、ホウ素注入を含む緊急対応が必要となるが、残念ながら未だ満足のいく
成果には至っていない。
これからのエネルギー問題の飛躍は、原発以外の発電方法の発展にかかっている。
僕は、君たちがその一翼を担える優秀な人々であると信じている。
能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。
君たちには安全な社会の発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、原発がこの世からなくなることを信じている。
ひいては、僕の失敗を分析、評価の後、君たちの未来設計の一石として役立てて欲しい。
屍は生ける師なり。
なお、自ら原子力に強いと言う者が早期対応できず、回復不能の汚染を拡大させたこと
を心より恥じる。