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【ワシントン時事】米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)は1日、
日本の経済産業省原子力安全・保安院が福島第1原発事故を国際原子力事故評価尺度(INES)で
「レベル5」と判断していることに関し、さらに深刻な「6」に引き上げるべきだとの見解を示した。
ISISは声明で、過去に「5」と評価された米スリーマイル原発事故が原子炉1基の
炉心での事故にとどまったのに対し、福島では3基の原子炉が問題を起こしている上、
使用済み核燃料プールの燃料棒が露出して相当量の放射性物質が放出されたと指摘した。
また、保安院が原発の1~3号機をそれぞれ「5」、4号機を「3」と個別に判断を
示していることについて、INESは一般市民に事故の深刻度を知らせるためにあるとして、
事故全体を総合的に評価すべきだと強調した。
(2011/04/02-10:04)
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