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福島第一原子力発電所の事故で、タービン建屋の地下などから見つかった水の分析データを検証した結果、
放射性物質の種類や濃度を計算するプログラムの一部にミスがあることが分かり、東京電力は、
海水や土壌などを調査したすべてのデータを見直すことになりました。
これらのデータは、放射性物質の漏えい経路や環境への影響などを調べるうえで基礎となる極めて
重要なもので、経済産業省の原子力安全・保安院は、評価の信頼性を損なうものだとして、原因を調べ、
再発防止を図るよう指示しました。
福島第一原発では、原子炉の核燃料が損傷して出たとみられる放射性物質で汚染された水がタービン建屋
の地下などから見つかっていて、東京電力が放射性物質の種類や濃度を調べて発表しています。
この分析結果について、一部の放射性物質の濃度の値が高すぎるという指摘があり、検証したところ、
放射性物質の種類や濃度を計算するプログラムの一部にミスがあることが分かりました。
東京電力や原子力安全・保安院によりますと、このミスによって、「テルル129」や「モリブデン99」
など一部の放射性物質の濃度が高く評価される可能性があるということです。
人体や環境への影響が大きいとされる「ヨウ素131」については、値に変更はないとしています。
このため東京電力は、海水や土壌などを調査したすべてのデータを見直すことになりました。
これらのデータは、放射性物質の漏えい経路や環境への影響などを調べるうえで基礎となる極めて
重要なもので、原子力安全・保安院は、評価の信頼性を損なうものだとして、原因を調べ、
再発防止を図るよう指示しました。
4月1日 15時2分
URLリンク(www3.nhk.or.jp)