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ピュリツァー賞受賞作家が書いたインド独立の父マハトマ・ガンジーの新たな伝記をめぐり、
インド国内で反発が強まっている。同伝記には、ガンジーがドイツ系ユダヤ人ボディビルダー
の男性との間で、性的な関係を持ったことを示唆する内容が含まれている。
問題となっているのはジョーゼフ・リリーベルド氏が書いた「Great Soul: Mahatma Gandhi and
His Struggle with India(原題)」。1908年当時のガンジーとボディビルダーとの手紙の
やり取りが詳しく描かれている。
リリーベルド氏は、ガンジーが両性愛者だったとは書いていないと主張。しかし、英米の新聞の
書評家は、ガンジーがボディビルダーに宛てた手紙で「どれほど完全に自分の体を所有したか」
について記していることが、両性愛者だったことを示す証拠との見方を示している。
インドのモイリー法相は、インディアン・エクスプレス紙に対し「マハトマ・ガンジーはインド
のみならず世界中の多くの人に尊敬されている。(ガンジーなど歴史上の人物について)おとしめる
ような推論を引き出したり、中傷することは許されない」と述べた。
インドではガンジーを憲法や国旗と同格の立場で扱っており、ガンジーに対するいかなる侮辱的行動
も禁固刑の対象となる。また、2009年に同性愛者の性交渉は犯罪ではないとの画期的な判決が
下されているものの、同性愛者の性交渉を刑罰の対象とみなす植民地時代の法制度は依然撤廃されて
おらず、同性愛は引き続きタブー視されている。
ガンジーが生まれた西部グジャラート州では30日に同伝記の販売を禁止。地元メディアによると
マハラシュトラ州も同様の措置を進めている。
2011年 04月 1日 11:29 JST
URLリンク(jp.reuters.com)