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宿泊キャンセル2万5千人超す 別府に打撃
東日本大震災の影響による国内客の旅行控えや外国人の渡航自粛が、県観光をリードする泉都別府にも打撃を与えている。
2009年には約365万人が宿泊したが、別府市旅館ホテル組合連合会のまとめでは、
震災後のキャンセル数は約2万5千人(28日現在)。
「キャンセルに次ぐキャンセルだった。この先もしばらく厳しいだろう」という見方をする。
連合会によると、キャンセルの内訳は関東・東北方面からが約2500人、韓国を中心にした海外からは約1万人。
「年明けから前年実績よりも上向いてきていたのだが」と嘆く。
杉乃井ホテルは29日までの集計で3、4月分のキャンセルは約9500人。うち約3千人は海外客で韓国人が中心。
「海外客は半減とみていたが、予想を上回る。計算していた今後の予約も入らない」と東健治ダイレクトマーケティング部長。
九州に被害がないことを知ってもらうため、韓国の旅行代理店関係者を招く準備を進める。
同市が「さらなる外国人観光客誘致の起爆剤に」と期待した中国からの大型クルーズ船。
別府国際観光港への寄港は、3月~9月までに予定されていた5回のうち、中国側の意向ですでに4回が中止になった。
窓口となって下船客のオプションツアーの準備をしてきた日清観光(同市)の中尾雄一社長は
「大変残念だが、来年の寄港に向けた活動も始めた」。市観光まちづくり課は「現状は受け入れざるを得ないが、
次の機会への行動の準備はしておきたい」と話す。
一方で、関西方面の学校が修学旅行の行き先を東日本から九州に変更する動きがあり、
同連合会には旅行代理店からの問い合わせがあるという。一般客も「自粛ムードが少し緩もうとしている」
「旅行先として西日本を向き始めている」とするホテル関係者も。苦戦が続く中、
「頑張れるところが、頑張らないと支援もできない」「九州から盛り上げないと」という声が聞こえ始めている。
~長文につき、つづく~~つづき~
大分合同新聞 [2011年04月01日 09:44]
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