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高放射線量計測の遺体の扱い 厚労省「除染後、火葬、土葬は可」
高い放射線量が計測された遺体をどう扱えばいいのか-。
厚生労働省は原子力安全委員会との協議で「身体や衣服の表面に付いた放射性物質を取り除けば、
火葬や土葬ができる」との見解をまとめ、一両日中に各自治体に伝える方針だ。
厚労省によると、服を脱がせるなど「除染」により、遺体から1メートル離れた場所での放射線量が
1時間当たり10マイクロシーベルト未満に下がれば火葬や土葬にしても環境に影響はないとする。
また、仮に除染後に10マイクロシーベルトを上回っても布や毛布で二重三重に包めば問題ないという。
しかし、福島第1原発に近い区域での警察の活動は制限される上、
警察当局内では、回収作業での「二次被曝(ひばく)」に対する懸念も根強い。
さらに多数の遺体があった場合、除染、収容、身元確認が厚労省の見解通りに進む保証はなく、
専門家も「検出される放射線の値によって対策は異なる。プロの指導が不可欠だ」と指摘している。
産経新聞 2011.3.31 14:20
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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