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首都圏、花見宴会自粛…一方で「東北の酒飲んで支援」も(1/2ページ)
春。例年は花見客でにぎわう首都圏の公園で、宴会の自粛要請やイベント中止の動きが広がっている。
東日本大震災や計画停電のためだ。「こんな時こそ集おう」という声もある。
例年150万人以上が約1200本の桜をめでる上野公園(東京都台東区)に「宴会の自粛のお願い」の看板が立つ。
地元は1100個のぼんぼりの点灯や骨董(こっとう)市、物産展も中止した。
約400本の桜のつぼみがほころび始めた井の頭公園(同武蔵野市、三鷹市)にも同様の看板が立つ。
管理事務所は「節電のため電灯の明るさを落とした。夜間の安全が保証できない。
仮設トイレは被災地に運んだため、確保が難しい」と説明。被災者への配慮もあるという。
都は計画停電が始まった14日以降に自粛要請を始めた。臨時のごみ箱や仮設トイレは置かず、夜の照明も暗め。
石原慎太郎都知事は29日の記者会見で「桜が咲いたからって一杯飲んで歓談するような状況じゃないと思いますよ。
少なくとも夜間、明かりをつけての花見なんて自粛すべきだと思っております」と述べた。
自粛の影響は外食や観光業界に及んでいる。隅田川やお台場で屋形船を運航する「屋形船濱田屋」は
20日に営業を再開したが、花見のかき入れ時なのに3、4月で計80隻分の予約が取り消された。
松本博幸代表は「被災していない私たちにできるのは、日本の経済をきちんと回して収益を被災地復興に役立てること」と話し、
4月30日までの売り上げの5%を日本赤十字社に寄付する。
タレントのなぎら健壱さんは「日本には、酒を飲んで故人を弔う文化もある」と話し「いま無謀な騒ぎをする人がいるとは思えないし、
自粛するかどうかは各人が考えること」と自粛ムードにくぎを刺すが、自身も台東、墨田両区にまたがる隅田公園で
十数年にわたり開いてきたファンクラブの花見を中止した。
「もし酒の力で被災地を忘れ、羽目を外してしまったら申し訳ないし、切ないから」
朝日新聞 2011年3月31日12時6分
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