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日本の原発事故は依然として解決を見せず、被災地の野菜などの食料は危機に
瀕している。杭州捷美特食品有限公司は29日、日本から緊急で冷凍野菜の注文を
うけた。注文量はこれまでの2、3倍だという。中国網日本語版(チャイナネット)が
報じた。
「日本の顧客は出荷を早めるよう要求してきている。通常であれば、2、3日で2つの
ケースに詰めるが、現在は1日に2、3ケースを詰めている」杭州捷美特食品有限公司の
王明宝主任はこう明らかにした。供給を保証するため、同企業は欧米からの注文を
臨時的に遅らせているという。「生産を拡大し、日本の注文を優先的に処理するために、
残業を行っている」
日本に出荷される商品は、主にカリフラワー、インゲン豆、枝豆、シナクログワイなどで
ある。これらすべては加工品で、簡単に調理すればすぐに食べられるそうだ。そのほか、
冷凍のキノコ類の注文もあるという。「注文の増加はこれからしばらくは続くだろう」
王明宝氏はこのように述べた。
浙江省のほかの農作物企業も日本からの注文を受けている。かつて日本での人気を
失った台州ブロッコリーも、再び日本の消費者からの歓迎を受けているという。「日本の
企業から出荷の要請があった。価格はこれまでは1株1元(約12.4円)だったが、1.8元
(約22円)に上がった」ブロッコリー農園の林社長はこのように述べた。
日本から受注のあった品種は多く、サバの缶詰など一時的に調達先が見つからない
商品もある。台州黄缶食品股フン有限公司も29日、日本から注文を受けたが、商品が
なかったという。同社の責任者は、「日本の顧客は決してあきらめていない。おそらく
ほかの商品を選びにくるだろう」と明らかにした。
浙江省の缶詰協会の李飛副会長は、「今後一定の期間、浙江省の農副産品は
日本からの注文が増えるだろう」と述べた。(編集担当:米原裕子)
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