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設計上の耐震性(最大加速度)は以下の通り。
* 1・2号炉 450Gal
* 3・4号炉 600Gal
安全余裕があるため1・2号炉と3・4号炉の耐震性はほぼ同等である。また、約1000Galまで耐え
られるように工事も行なわれている。
タービン建屋の建造物、設備はこの限りではない。
原子力発電所でもっとも脆弱な箇所は原子炉建屋とタービン建屋を繋ぐ配管であるとされる。建造物の
固有振動数が異なる為、配管が捩じ上げられて破損する危険性はきわめて大である。浜岡原子力発電
所はBWRである為、タービン配管の破損は原子炉の冷却水の喪失を意味し、スクラム(制御棒を全て挿
入し停止させる事)をかけてもメルトダウンが避けられない状態になる、と主張する説がある。
しかしながら、実際にはBWRではタービン側からの冷却水の喪失を前提として、原子炉停止後の原子
炉冷却に十分な量の冷却水を原子炉建屋側に保持している[5][6]ことや、原子炉建屋とタービン建屋を
繋ぐタービン配管及び給水配管が破損しても減圧沸騰による冷却水の喪失を防ぐために原子炉建屋側
に隔離弁が二重で用意されていること[7]、万が一配管破断を隔離弁で防ぐ事が出来なかった場合に炉
心がメルトダウンしない様に炉心に冷却水を注入する非常時の冷却システムが複数系統用意されてい
る事、原子炉から流出した冷却水はサプレッションチェンバーに集められ非常時の冷却システムの水源
として再利用される事から、タービン配管の破損が即原子炉のメルトダウンに繋がらないことに留意する
必要がある。