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「世界で常に注目されてきた経済国の日本が、大地震で大きなダメージを受けた」と台湾メディアが報道。
長榮集團(エバーグリーン・グループ)総裁・張榮發氏のインタビューを掲載した。
日刊紙「中国時報(チャイナ・タイムス)」によると張氏は、「世界経済にはそれほどの影響はないが、
日本は自国でかなりの大打撃を受けている。これから10年かけても再建は難しいだろう。日本の家屋は木造建築が多く、
地震が起こってもなかなか大災害にはならない。しかし今回は津波まで引き起こし、家も港も船も流されてしまった。
さらに放射能問題もある。これほどの被害は、3年や5年で解決できるものではない」と語った。
また「被災地の東北地方は中小企業が多く、農産物は野菜や果物中心。自動車産業は津波に影響されているが、
世界規模の打撃にはならないだろう」と話を続けた張氏。
以前は日本から船を購入していたというエバーグリーン・グループは、「今は台湾と韓国で船を作っており、
取引のある日本の工場は九州に集中している」と張氏。「今のところ我々は被害を受けていない」と結んだ。
エバーグリーン・グループは長榮海運(エバーグリーン・マリン)、長榮航空(エバー航空)、ホテルを経営するグループ企業。
張榮發氏は東日本大震災の被災地に向けた義援金を個人で10億円送ると表明しており、台湾一の金額を日本に寄付した人物。
「毎日夜中まで日本の震災報道を見て、眠れない。被災者の姿を見ると、涙が止まらなかった」というコメントも話題になっており、
日本の復興を強く願い支援している人物だと言えるだろう。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)
ソース サーチナ
URLリンク(news.searchina.ne.jp)
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