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宮城県は28日の県災害対策本部会議で、石巻、気仙沼両市の冷凍・冷蔵倉庫内の水産物が、
津波による被災や停電で腐敗する恐れがあると報告した。
予想保管量は約5万トンに上り、県は処理について政府に協力を求めた。
両市内では、津波で倉庫が破壊され、市街地や住宅地に流された水産物も多い。
県は今後1週間から10日以内に回収しないと腐敗が進行し、悪臭や汚水などの問題が浮上すると予測している。
冷凍・冷蔵倉庫は石巻市に約80施設、気仙沼市に約60施設があるとみられる。
今の時期は水揚げが少ないため在庫が多く、加工用や輸出用のサバ、タラ、カツオなどが保管されている。
処理をめぐっては多くの課題が浮上しそうだ。
焼却の場合は一般廃棄物処理施設の能力が限られ、埋め立てには広大な敷地が必要となる。
海洋投棄は国際条約の規定に抵触するという。県は政府に働き掛け、関係省庁間の調整を求めていく。
県農林水産部は両市で水産物の保管量や状態、停電が復旧した場合の稼働の可否などを関係者から聞き取る方針。
河北新報 2011年03月29日火曜日
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