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中国とロシアの戦闘機やヘリコプターが日本領空に接近 “挑発的な行動”
「震災支援と領土問題は別」
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で、政府や自衛隊など、
日本国内の総力が被災地の復旧・復興支援に向けられる中、
中国とロシアが日本の領域近くで戦闘機やヘリコプターを飛ばすという“挑発的な行動”をとっていた。
中露には「震災支援と領土・資源問題は別」との姿勢を示す狙いがあるとみられるが、日本政府は
両国による大震災の支援活動に遠慮してか、毅然(きぜん)とした対応を取れないままでいる。
海上自衛隊などによると、南西諸島の東シナ海の日中中間線付近で26日、中国の国家海洋局に所属す
る海洋調査船の搭載ヘリ「Z9」が警戒監視中の海上自衛隊の護衛艦「いそゆき」に急接近し、
周りを1周した。Z9は震災前の7日にも、同海域で別の護衛艦への近接飛行を行っていた。
17、21の両日にはロシア軍機が日本領空に接近、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進した。
自衛隊は現在、総数23万人のうち、10万人超の態勢で支援活動を行っており、航空自衛隊の対処能力を
試す狙いなどもあったとみられる。
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