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13日朝、郡山市を出発した広河さんらは国道288号を進んで約50キロ離れた双葉町を目指した。
この時点で、前述のように半径20キロ圏内は避難指示が出されていた。
にもかかわらず、広河さんは奇妙な光景を何度となく目撃した。
「政府は『避難指示』の区域と言っていますが、実態は、原発の被災を限定的にするための立ち入り禁止区域のこと。
それなのに、進入を禁ずる検問所や、注意を喚起するような看板などは見かけませんでした。
それどころか、私の車は自転車に乗ったお年寄りを追い越しました」
広河さんが原発から4キロほど離れた双葉町役場に到着したのは午前10時20分だった。
そこで取り出したのは、チェルノブイリでの取材で使っているガイガーカウンター(放射線測定装置)だった。
「100マイクロシーベルトまで測れるタイプですが大きく振れました。同行者が持参した装置は1000マイクロシーベルトまで測定できるのですが、
その数値を超えました。1000マイクロシーベルト、つまり1ミリシーベルトといえば、私たち一般人が1年間に浴びる量ですよ。驚きました」
「確かに町は静まり返っていました。病院のストレッチャーがそのまま放置されているなど、いかにも慌ただしく町を出たという感じがしました。
1時間ほどの滞在で、私たちも町を離れたのですが、国道を引き返す途中で逆に、町に入って来る住民の車に出くわしたんです。
車を片っ端から止め、必死に危険を知らせました。私だけで10台は止めたでしょうか。
事情を理解してUターンした車があれば、制止を振り切った車もありました」
小さな子どもを連れた親は「自宅に衣類を取りに戻りたい。取ったらすぐに出る」と話し、
別の男性は「果樹園に水をやらなければ」と言って町に向かったという。
「午後2時の測定値を3時半になって公表する。しかも現在は低下したから大丈夫だと。
浴びる必要などなかった放射線を浴びたと後で知った人の心は、どうなるか。
それに避難指示を命じた段階で、双葉町への幹線道は立ち入り禁止を徹底すべきだったと思うんです」
>>1無許可で禁止区域に出入りする福島県民を商工会議所代表として注意しろ