11/03/28 21:06:40.99 OGXIdORu0
放射性ヨウ素が出すβ線が体組織に影響を与えるのは100mSv/hと考えられています。
ただし内部被曝の場合、外部被曝のように一過性ではないので、1時間に・・という単位では長すぎます。
そこで1秒間で考えてみると100mSv/hは0.028mSv/sとなります。
放射性ヨウ素がどのぐらいの放射線を発するかと言えば、1gで10の15乗×4.6mSv
1mgで46兆ベクレル=1億mSv、1ng(10万分の1g)で100mSv、1pgで0.1mSvですから、0.28pgで0.028mSvとなります。
つまり、甲状腺に0.28pgの放射性ヨウ素が蓄積されると健康被害が心配されるわけです。
で、1キロで2000ベクレルのホウレンソウにはどのぐらいの量の放射性ヨウ素が含まれているのかというと
放射性ヨウ素1pgで4600ベクレルですから、1kgでは約0.43pgの放射性ヨウ素が含まれていることになります。
正常の甲状腺は体内に取り込んだヨウ素を24時間後で20~30%を摂取し、残りは尿として排出しますので、
2000ベクレルのホウレンソウを1kg食べた場合の甲状腺に蓄積される放射性ヨウ素の量は0.08pg~0.13pgです。
ですから、甲状腺に0.28pgの放射性ヨウ素が溜まるのは2.1kgから3.5kgキロということになります。
つまり、暫定基準値ギリギリの1kgに2000ベクレルのホウレンソウを、毎日毎日食べ続けると、
食べ始めてから通算で、2.1kgから3.5kg食べた時点で、
健康に害があると言われる量の0.28pgまで甲状腺に放射線が溜まります。
日本人のホウレンソウの年間摂取量は6.6㎏ですから、
暫定基準値ギリギリの1kgに2000ベクレルのホウレンソウを、いつものペースで食べると半年でアウトになります。
【ただし、あくまでも】
暫定基準値ギリギリの1kgで2000ベクレルの放射線量があるホウレンソウを食べ続けた場合です。
【当たり前ですが】
暫定基準値ギリギリの1kgで2000ベクレルの放射線量があるホウレンソウを食べ続けなければ問題はありません。