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東京電力福島第1原発事故の収束に向けて、放射線量の高い現場で命がけの作業を
続けている同社と協力会社の社員が、1日に「非常食2食」しか摂取できないという
劣悪な環境に置かれていることが28日、分かった。原子力安全・保安院の
横田一磨統括原子力保安検査官が福島県災害対策本部で会見し、明らかにした。
横田氏は作業状況などの確認のため、22~26日に福島第1原発を視察。
現場では新たな水、食糧などが入手困難な状況で、一時は1日あたり1人に
提供される水の量は「1・5リットル入りペットボトル1本」だったという。
水に関しては、その後改善されたが、食事は朝、夜の1日2食で、朝食は
非常用ビスケットと小さなパック入り野菜ジュース1本、夕食は「マジックライス」と呼ばれる
温かい非常用ご飯1パックと、サバや鶏肉などの缶詰1つだけだという。
マジックライスは「ワカメ」「ゴボウ」「キノコ」「ドライカレー」の4種類から選べるという。
こうした待遇は、東電社員と協力会社社員とも一緒で、東電幹部も同じものを
食べているという。
横田氏は「協力したいが基本的には事業者(東電)の問題。大変厳しい環境で
作業に必要なエネルギーを得られていないと思う」と話した。下着や管理区域内で
着る衣服なども不十分だという。
ソース:URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)