11/03/28 08:44:12.64 0
案の定と言うべきか。民主党議員によると、首相官邸に「被爆者の会」ができたという。
放射線にさらされる「被曝」ではない。官邸の主、首相・菅直人の怒鳴り声で傷つく人が次々と出てきているという意味だ。
3月11日の巨大地震、津波、原発事故から2週間余が経過した政権の実相は、菅の関与をできるかぎり減らし、
前官房長官・仙谷由人を急きょ副長官に起用するなどツギハギで乗り切ろうする姿だった。
仙谷が官房副長官に起用されたのは震災発生から6日後の17日。
それまでは「政治主導」の名の下に進められた政権運営によって、官僚機構がほとんど機能していなかった。
各省が独自に動いて官邸に知られようものならストップがかかるありさまだった。
しかし、仙谷が20日、首相官邸に各府省次官を呼び、「目詰まりを起こしているところがあれば、
私が責任を持って対処するので言ってほしい」と要請した。仙谷が責任を持つ姿勢を示したことによって、
官僚機構がようやく機能するようになった。
だが、冷静に見るなら、仙谷が官邸に入らなければ、官僚機構が動かないのは実におかしなことだ。
本来、この仕事は首相が行うべき任務である。
その首相は「頭の98%ぐらいは原発が占めている」(民主党幹部)という。
指揮官は一歩引いて被災者対策などを含め全体を見渡して、各部隊の動きをチェックしなければならないのに、
原発対策に突っ込んでしまった。
「総理は現場主義。我々にも『現場を見ろ』と言うが、逆に言えば現場を見ないと動けない人。
見たところからしか発想できない。テレビで悲惨な状況を見たら、カメラが入れるところでもあの程度なんだから、
カメラが入れないところではもっとひどいはずだと思うでしょ。
ところが、首相にはそういう想像力が働かない」(別の民主党幹部)
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