11/03/28 07:16:44.51 0
◆炉心溶融を震災当日予測 応急措置まで半日も
経済産業省原子力安全・保安院が、震災当日の11日夜、東京電力福島第1原発事故に関して、
3時間以内の「炉心溶融」を予測していたことが27日、分かった。
また翌12日未明には放射性ヨウ素や高いレベルの放射線を検出、原子炉の圧力を低下させる
応急措置をとる方針が決まったが、実現するまでに半日も要した。
政府文書や複数の政府当局者の話で判明した。
政府原子力災害対策本部の文書によると、保安院は11日午後10時に「福島第1(原発)2号機の
今後のプラント状況の評価結果」を策定。
炉内への注水機能停止で50分後に「炉心露出」が起き、12日午前0時50分には炉心溶融である
「燃料溶融」に至るとの予測を示し、午前3時20分には放射性物質を含んだ蒸気を排出する
応急措置「ベント」を行うとしている。
保安院当局者は「最悪の事態を予測したもの」としている。
評価結果は11日午後10時半、首相に説明されていた。
この後、2号機の原子炉圧力容器内の水位が安定したが、12日午前1時前には1号機の原子炉
格納容器内の圧力が異常上昇。
4時ごろには1号機の中央制御室で毎時150マイクロシーベルトのガンマ線、5時ごろには
原発正門付近でヨウ素も検出された。
事態悪化を受け、東電幹部と班目氏らが協議し、1、2号機の炉内圧力を下げるため、ベントの
必要性を確認、4時には保安院に実施を相談した。
また菅首相は5時44分、原発の半径10キロ圏内からの退避を指示した。
だが東電がベント実施を政府に通報したのは、首相の視察終了後の8時半で、作業着手は9時4分。
排出には二つの弁を開く必要があるが、備え付けの空気圧縮ボンベの不調で一つが開かなかった上、
代替用の空気圧縮機の調達に約4時間を費やし、排出が行われたのは午後2時半だった。
2011/03/28 02:02
■47News :URLリンク(www.47news.jp)