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東日本大震災に伴う福島第1原発の事故で、避難した人が被ばくしたのを受けて、東京電力の清水正孝社長は13日夜、
都内で記者会見し「放射性物質の漏えいにより、広く社会に大変なご心配とご迷惑をお掛けし、心よりおわび申し上げます」と
謝罪した。ただ自身の責任については「福島の安全確保が最大の責務だ」と述べ、現時点での辞任を否定した。
清水社長は事故の原因について「(施設の老朽化などよりも)津波が一番の問題だ。機器が壊れて機能を失ったのが
最大の要因。津波が想定を超える水準だった」と釈明。「津波対策はこれから検討すべき重要な問題。
今回の教訓を踏まえて関係機関と議論を重ねたい」と話した。
一方、周辺住民の健康への懸念に関しては「福島第1原発の敷地境界での放射線量は現在、毎時80マイクロシーベルト。
ただちに人体に影響が出るレベルではない」と影響は低いとの見方を示した。
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