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東日本大震災で炉心溶融の被害が出た福島第1原発について、ロシアの核物理学研究施設クルチャトフ研究所の
ベリホフ所長は12日、1986年に大事故を起こしたチェルノブイリ原発と違い、燃えやすい黒鉛が炉心を取り巻くタイプではなく、
核分裂反応が制御できなくなった同原発のような事故は起きないとの見方を示した。ロシアのメディアが伝えた。
チェルノブイリ原発の地元ウクライナにあるチェルノブイリ・センターのグルイガロ副所長も「日本の原子炉は近代的なタイプ。
放射性物質が大量に 核分裂は制御され、(放射性物質を含む)蒸気が排出される可能性があるにすぎない」として、
漏れることはないとの見解を示した。
ロシア非常事態省も「(日本の原発の)状況は一貫してコントロールされている。脅威はない」との声明を出した。
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