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東日本巨大地震の津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町の町民約1万人が行方不明になっているほか、
岩手県大槌町では、町長を含め1万人の所在が確認されていない。
また13日朝の段階で、宮城県女川町、岩手県の陸前高田、遠野両市、住田、岩泉両町、九戸村の6市町村の行政機能が
マヒし、被害把握ができない状況になっていることが総務省消防庁への取材で分かった。
この6市町村の人口総数は約8万6000人で、安否確認が遅れている。岩手県内では人口約1万9000人の山田町で多くの
人たちが行方不明。福島県では行方不明者だけで1167人に上っている。気象庁によると、マグニチュード8・8とされていた
今回の地震の規模は世界最大級の9・0と分かった。
13日午前、警察庁に宮城県警から入った情報によると、同県東松島市野蒜(のびる)地区で200体以上の遺体が発見され、
県警が収容作業を始めた。同庁のまとめでは、同日午前10時現在、同地震の死者は763人、行方不明者639人、
負傷者1419人。ほかに仙台市内で200~300人の遺体が見つかっており、死者、行方不明者は計1800人以上に達した。
一方、陸上自衛隊によると、宮城県内で亘理町の9000人など計2万人を超える人が孤立して救助を求めている。
石巻市、気仙沼市、多賀城市などでも多くの人たちが孤立している。
消防庁によると、岩手県では計約1260人が救助を待っている。
>>2以降に続く
(2011年3月13日12時46分 読売新聞)
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大津波で流された市街地(13日午前、宮城県南三陸町で)=大野博昭撮影
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