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・2009年に自殺した韓国女優、チャン・ジャヨンさん(享年29)が、生前に書いた「性接待」の実態を
暴露した手紙をめぐり、実際にチャンさんを陵辱した人物の実名とされる約20人のリストが流出している
ことが10日、分かった。リストには、日本に関わりの深い人物も含まれている。
問題の実名リストは「チャン・ジャヨンリスト」と呼ばれ、9日午後から、韓国内の短文投稿サイト、
ツイッターを中心に流出している。
テレビ局幹部や作曲家、メディアスポンサーの財閥トップから新聞社幹部まで、韓国芸能界に
強い影響力を持つ30歳~80歳代まで幅広い年齢層の男性の名前がズラリと並ぶ。別表に
挙げた人物は、リストにはいずれも実名で載っている。
既に公開されている手紙で、チャンさんが「悪魔」と呼んだ、韓国政財界やメディア幹部らだ。
出処は不明だが、警察当局は、チャンさんの手紙のほかに、計7枚に及ぶ同リストの存在自体を
認めているほか、名前が挙げられている方相勳(バン・サンフン)・朝鮮日報社長も9日、実物の
リストに名前が含まれていたことを認めており、韓国国民の関心は最高潮に達している。
名前が挙がった人物は、大半がチャンさんの自殺直後に警察の事情聴取を受けたが、
嫌疑なしとされている。
また、方社長は9日発行の同紙記事を通じ、《実際にチャンさんと面識があるのは、系列会社の
スポーツ朝鮮元社長。事務所社長が誤って紹介していた》と主張。
《事務所の当時の代表が親しく、ソウル市内の中華料理店で元社長とチャンさんを引き合わせ
昼食を共にしただけ》と、自身の潔白を訴えた。ただ、元社長とチャンさんの、昼食会以後の
関係については言及していない。
また、リストの中に、日本と関わりの深い食品メーカーの幹部の名前が挙がっている。
警察当局はすでに、チャンさんが知人に宛てたとされる実名入りの手紙の実物を入手しており、筆
跡鑑定などから本物と確認でき次第、再捜査する方針を固めている。チャンさんを死に追いやった
“悪魔”の実名が暴かれるのは時間の問題か。
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