11/03/10 13:00:49.90 0
>>1の続き
「ソーシャルメディアの特性やメリットは、(テレビのような)既存のメディアが全部できること。
ソーシャルメディアだからできることではない。むしろテレビ自体がソーシャルメディア。
ソーシャルメディアの人たちが言う『ここが新しい』、『ここが革命的だ』ということ、そんなことは既存の
メディアでもできる」
金平氏は続けて、チュニジア革命の起爆剤になったのは"民衆の怒りの感情の共有"であり、
「FacebookやTwitterというのは(あくまで)ツールにすぎない」とした。
しかし現在、日本で「テレビ」というメディアが「ソーシャルメディア」の中心に立っているとは言いにくい。
これに対して、金平氏は「ソーシャル(社会性)の概念の欠如」とし、逮捕される芸能人のスキャンダル報道や
予備校生のカンニング報道に労力を割いているテレビを批判。そのような現状を「ジャーナリズムの危機である」と憂いた。
新しく台頭するインターネットを中心としたソーシャルメディアに対し否定的な意見をぶつけるのではなく、
テレビの現状を嘆くひとりのジャーナリストとしての「青くささ」のある思いを訴えた金平氏。
これらの発言に、ディスカッションに同席していたメディアジャーナリストの津田大介氏は
「はじめは喧嘩を売られたかと思ったが、(ジャーナリストとしての思いについては)考えれば考えるほど僕と同じだ」と
理解を示していた。
了