11/03/08 11:10:59.23 0
オバマ米大統領は、辞任の意向を示していたジョン・ハンツマン駐中国大使(50)の後任に、
中国系米国人のゲーリー・ロック商務長官(61)を指名する方針を固めた。米政府高官が7日、
朝日新聞の取材に確認した。米メディアは8日にも正式発表の見通しと伝えている。
現職経済閣僚の起用で中国重視を打ち出すと共に、貿易拡大など経済関係の強化を目指す狙いが
あるとみられる。
ロック氏は、1997年からワシントン州知事(民主党)を連続2期務めた。その後、シアトルで
国際法律事務所の共同経営者として、米企業の中国などアジア市場への輸出拡大を支援。オバマ政権発足
に伴って09年3月に商務長官に就任し、同政権が掲げる今後5年で輸出を倍増する「国家輸出戦略」
の実現を主導してきた。
米ABCニュースによるとロック氏の父と母方の祖父は中国からの移民。政府高官は同ニュースに
「20年以上の中国との業務経験があり、政治指導層とも重要な関係を築いてきた。米国益の擁護者
として彼以上の適任はいない」と指名の理由を語った。
現職のユタ州知事から大使に起用され、共和党員でもあるハンツマン氏は1月に辞任の意向を
ホワイトハウスに伝えていた。4月末に辞任し、来年秋の米大統領選に共和党から出馬するための
準備を始めるとみられている。
[朝日新聞]2011年3月8日10時56分
URLリンク(www.asahi.com)