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ふらんす亭
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発端
フランス料理の店でないのに「ふらんす亭」という名の由来は、創業者の 松尾満治が22歳の時に修行をした長崎県 佐世保市 の高級レストランの名である。
松尾が大学入学のため佐世保から東京に向かう途中に立ち寄ったレストランは、味が美味しいのはもち ろん、飛び込みでカレーライスしか注文しなかった松尾に対しても対応が良く、恥をかかせない温かみ のあるレストランであったという。
そこで松尾は頼み込んで1年間の期限付で修行をさせてもらう。
そのレストランの名前が「ふらんす亭」であった。
修行を終え、東京で店を開く時、松尾は「ふらんす 亭」の名前を使うことを許される。佐世保のふらんす亭は現在はなくなったが、ふらんす亭という名前は、味・サービスともに妥協したくない、という強い思いがこめられていた。