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「マスコミに対して憤りを感じている」と話すのは、都内の中学校に勤める30代の男性教師。
この他にも、多くの教師からマスコミの報道に対して疑問の声が上がった。
「いじめ問題にしても、モンスターペアレント問題にしても、面白おかしく取り上げているとしか思えない」(前出のBさん)
「良い関係を築いている教師と保護者のケースもたくさんあるが、それをマスコミが取り上げることはない。
学校に対する不信感を煽っているのは、マスコミではないかと感じる」(前出のC校長)
教師側の声ほど強くはないが、保護者の立場からも似た意見が聞かれた。
「モンスターペアレントについては、極端な例だけが報道されることがある。それを見た保護者の中には、
『あのくらい言う人もいるのだから、自分も大丈夫』と考える人もいるのではないか」(前出・千葉県の母親)
「息子が小学校で友達とけんかをしたとき、子ども同士も担任も『けんか』と言っていたのに、相手の保護者は執拗に
『一方的ないじめ』と主張した。何を言っても、『今の教育現場にはいじめがある』の一点張り。
テレビの見過ぎではと感じた」(東京都内の小学校に子どもを通わせる母親)
個人的な感情や目先の情報が交錯
混沌の中で育つ子どもたちへの憂い
教育の現場を作っていくのは、教育関係者や保護者だけではない。個人的な感情や目先の情報に惑わされないためには、
健全な教育現場のあり方について、全ての人が今一度考え直す必要がある。
A校長の言葉は痛切だ。
「私が教師になった35年前、今の教師たちよりもよっぽど授業が下手くそだった。それでも保護者たちは、温かい目で
見守ってくれた。だが、当時私が教えた生徒たちが親になった今、モンスターペアレントが問題化している。
当時の授業に問題があったのかもしれないと考えると、やりきれない気持ちになる」
「モンスターペアレント問題」が取り沙汰されるなかで、子どもたちは育っていく。
彼らは将来、どんな「学校観」を持つ保護者になるのだろうか。
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