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★論説委員・皿木喜久 「日中友好」というまやかし
◆パンダは「友好の印」か
中国からレンタルされるパンダ2頭が先月21日、上野動物園に着いた。リビア情勢
の緊迫化やニュージーランド地震などで、新聞の扱いは比較的地味だった。だが当日の
テレビニュースは上野の町の熱狂ぶりなどを大々的に伝えていた。いや、テレビそのも
のが熱狂しているように思えた。
日本にパンダファンが多いのは事実である。高いレンタル料も、「町おこし」のため
というのなら分からなくもない。しかし、ある局のニュースが「日中友好のために良い
ことじゃないですか」という「街の声」を流したのには、さすがに興ざめした。
39年前の昭和47年10月、最初のパンダ、ランランとカンカンが中国からプレゼ
ントされたときも、日本中が「日中友好」に沸いた。1カ月前、国交回復が実現した
記念だったからである。
だがその後の日本人は、中国の「好意」そのものに思えたパンダが、実は日本に親中
派を増やすための巧妙な外交戦術だったことを知ったはずだ。「日中(中日)友好」が
中国にとっては、日本が膝を屈する意味だったことにも気づいたはずである。
実際、その後の日本は「日中友好」という4文字に縛られ、中国が教科書問題で事実
上の「内政干渉」をしようが、日本の領土を脅かそうが、文句ひとつ言えなくなってい
るのだ。
(続く)
■ソース(産経新聞)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)