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「夫が隠れてプリキュアを録画していた! 気持ち悪くて悲しい」。夫に対する不快をあらわにした妻が、
ネットにそう書き込んで話題になっている。妻を非難する声が多いようだが、
この一件、そんなに目くじらを立てるような問題なのだろうか。
筆者は、離婚前、一緒に暮らしていた娘とともに、2004年の「ふたりはプリキュア」から
「ふたりはプリキュア Splash Star」まで観た。手の込んだキャラクター設定と、時代劇をほうふつさせる予定調和なストーリーを、
楽しみながら観たものである。
もしかしたら、プリキュアを観ている筆者の姿を、元妻は不快に思っていたのかもしれない。
「この人、ロリコンかも」なんて思いながら。しかし、それを口に出すことはなかった。それは、なぜか。
愚行権という言葉をご存じだろうか。他人からは愚かだと思われる行為であっても、
本人がよいと思っていて、かつ他人に迷惑をかけていなければ、本人にはその愚かな行為をする権利がある。
日本国憲法第13条の幸福追求権がこれにあたる。
夫がプリキュアを観ること(録画すること)を、妻が不快に思う。一方、休日に妻が夫と一緒に聴いている音楽が、
趣味にあわないので夫は不快に思っている。だが、その不快さが「がまんできる程度のもの」なので、おたがいに文句をいわず、やりすごす。
一緒にいる時間が長い夫婦だからこそ、この愚行権を意識することがたいせつであろう。
もちろん、どちらかが度を超した不快を感じたら、話し合うなりして解決すべきだが。
ようは、自分が他人に対して不快に思うことと、自分が他人に不快をあたえていることをわかった上で、
バランスを取りながら日常を過ごしていけるかどうか。それが問題なのではないか。
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